コロナ禍で公共交通機関への感染リスクの懸念から、自動車購入を検討されている方々も多いのではないでしょうか?
今回は、自動車(乗用車)の購入タイミングについて考えてみたいと思います。
車を購入するのに最適な時期は、通常、年末頃です。
年末は、ディーラー決算期のため、あるいは販売員のノルマ達成のため、値引き対応に応じてくれるタイミングです。
但し、昨今の半導体不足問題に尾を引き、生産体制が不安定なため、人気車種をはじめ在庫不足に陥っており、値引きどころの状態ではないと言えます。
この在庫不足は、不足が解消されるまで、基本価格が高くなり、割引が少なくなることを意味する可能性が高い。
もし、値引きをしてくれるベストなタイミングをお探しであれば、以下のヒントを参考にしてみてください。
車を購入するのに最適な3つのタイミング
車を購入する前に、まずタイミングを考えるのが賢い方法です。1年のうちで特定の月や曜日があるかもしれません。
平日
一般的なサラリーマンは月~金曜日が仕事であることが多いので、ディーラーの担当者にとってみれば、その日の唯一のお客様になるかもしれません。
値引きやサービスもさることながら、より丁寧な接客をしてくれるかもしれません。
年度末/四半期末
1年のうちで最も良い時期という意味では、年末(12月)が無難だと思われているかもしれません。
実際には、カーディーラーには販売ノルマがあり、通常、年間、四半期、月間の販売目標に分かれています。2021年の実績を見る限り、3月が最も販売が伸びる時期だと分かります。
これは、ディーラー(販売会社)の決算の時期であることから検討しているお客様へ購入の後押しとして、値下げをはじめ各種サービスを提供し、受注を伸ばした結果だと言えます。
乗用車PV(Passenger Vehicle)に限定しています。
モデルイヤー
暦年の終わりだけでなく、モデルイヤーの終わり、つまり最新のモデルが出回り始める時期にも注目することが大切です。
一般的にメーカーが新車を発売し始めるのは秋だが、例外もあるという。
マスコミや自動車サイト等が新車のレビューを紹介し始める時期を少し注意して見てみると、発売が迫っていると考えて間違いないと思います。
番外編.ホリデー
日本には「愛車の日」がありますが、米国のような特定の祝日に販売強化をするという動きはないように思えます。
アメリカでは、「Presidents Day(プレジデントデー)」「7月4日(アメリカ独立記念日)」「Labor Day(労働者の日)」「Black Friday(ブラックフライデー)」「New Year’s Eve(大晦日)」が最適な祝日だとされています。
愛車の日とは、日本初の外国車ディーラーである株式会社ヤナセが制定。日付はヤナセの創立記念日である5月25日から。「愛車のある豊かな人生」を提供し続ける同社は、1915年(大正4年)5月25日に創業者・梁瀬長太郎が東京・日比谷公園前に同社の前身である「梁瀬商会」を創業させた。2015年(平成27年)に創業100周年となることから「車を大切にする心」「車のある人生の豊かさ」をアピールして、さらに広く「愛車」の精神を伝えることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
結論
車を購入するのに最適な時期を待つには、忍耐が必要です。
以前と違って、ディーラーへの平均訪問回数は、2.6回(2017年日産調査)だそうだ。現在、コロナ禍で増えることは考えづらく、さらに減っているだろう。
そう考えると、ディーラー販売員との会話もメールというコミュニケーションツールはあるが、関係値は以前ほど築くのは難しい。
足繁く通うことで、貴方の希望を通しやすくなるかもしれないし、価値あるサービスを受け取れるかもしれません。
車はほとんど減価するので、車を買うのに適した時期、つまり適切な月、適切な日を待つことで、何万円も節約することができるのです。